皆さん、こんばんは。
IT活用コンサルタントの黒木やすひろです。

前回の記事で、今の時代「デジタル化」は、
大企業や一部の先進企業だけのものではなく、
日常生活のあらゆる場面で既に使われていて、
小さな企業にとっても無関係ではいられないもの。
というお話をしました。

それでもやはり
「自分はITやデジタルには弱いから」
「うちにはITに詳しい人間がいないから」
デジタル化、IT化はできない。
と思っていませんか?

今日は、そんなあなたが少しでも
デジタル化に対して
「気持ちのハードルが下がった」
「拒絶反応がやわらいだ」
「立ち向かう勇気がもてた」
と感じていただけるようなお話が
できればと思います。

デジタル化は難しくない

業務のデジタル化はやりたいけど
専門家がいないから
ITに強い人がいないから
という理由であきらめているあなた

「専門家」とは誰のこと?
「ITに強い」とはどんな人をイメージしてますか?

プログラムをバリバリ組める人
AIを作れちゃう人
をイメージしていませんか?

あるいは、
PCに詳しい人
スマホに詳しい人
でしょうか?

確かにそんな人がいてくれたら
とても心強いですね!

しかし、そういう人が周りにいない場合
デジタル化は諦めるしかないかというと
そんなことはありません。

そもそも私自身
AIはもちろん、今やプログラムもできません。

PCやスマホにも詳しくいわけではなく、
何かトラブルが起こるたびに
Google先生にお世話になってます。

それでもデジタル化を進めることができる
のはなぜかと言うと、

今は多くの優れたクラウドサービスがあるからです。

クラウドを利用することで
プログラムを作ることもなければ
サーバを準備することもなく
すぐに便利なシステムが使える。
そんな時代になっているからです。

簡単になった分できなくなったこと

クラウドサービスとは、
すでに出来上がったシステムの機能を
インターネットを通して利用する仕組みや
提供されるシステム機能のことを言います。

そのため、IT技術者がいない小さな会社でも
大企業が使っているのと同じようなサービスを
簡単に、始めやすいコストで
始めることができます。

ただし、この便利なクラウドにも
気を付けないといけない点があります。

特に、少し前のシステム化のことを
知り合いから聞いたことがあるなど
なんとなく知っている人は要注意です。

それは何かというと、
クラウドサービスにはできないことが沢山ある
という事です。

さっき便利だって言ったじゃない!
そう思われるかもしれませんね。

間違いなくクラウドは便利で素晴らしいサービスです。

でも、あなたの好みに作り変えることはできません。

少しシステムを知っている人がよく
「システムなんだからそのくらいできるんじゃないの?」
という言葉を口にします。

「画面のこの項目の位置を動かしたい」
「この項目の言葉を変えたい」
「レポート画面にこの項目を増やしたい」

というのは、昔のシステム開発の話。

サービスによってはできることもあるかもしれませんが、
基本的にオーダーメイドの注文はききません

クラウドサービスは、
安くて買ったその日から着られる既製品。

吊るしのスーツを買うのだから、
サイズや柄くらいは選べても、
ボタンの種類や襟の形、ポケットの形を
自分の好みに変えるのは諦めてください。

次回は、この便利なクラウドサービスに
どんなものがあるのかをご紹介したいと思います。